タイ・カービングとは、フルーツ&野菜そして石鹸に、主に植物や動物などの自然体が
モチーフとされたものから、タイならではの伝統的なデザインまで、専用のカービング
ナイフ一本で彫り上げるという700年に亘るタイ伝統工芸です。
その起源はスコータイ時代ともアユタヤ時代とも言われており、王宮料理の
『 飾り付け 』やお客さまの『 おもてなし 』として用いる文化から今日に至りました。
タイ語でカービングを ke-salak と発音しますが、ke と salak いずれの単語も
『 彫る 』の意味があり、重複される言葉からは “ 彫って彫って彫り上げる ” のような
ニュアンスが伝わってきます。